コーヒーや紅茶、デザートにかける「シロップ」を作ろうとした時、砂糖が足りずに困った経験はありませんか。そんなときに手元にある「みりん」で代用できるのか気になる方も多いでしょう。みりんは砂糖より甘さが控えめですが、糖分を40〜50%含み、煮詰めることでシロップのように仕上げることが可能です。この記事では、砂糖をみりんで代用したシロップ作りの方法や注意点を解説します。
砂糖の代わりにみりんでシロップは作れる
みりんを煮詰めればシロップとして利用可能
みりんは本来調味料ですが、糖分を含むため煮詰めることでシロップ状に仕上げられます。砂糖水のような強い甘さは出ませんが、穏やかな甘みと独特の風味が加わり、和風スイーツや飲み物に合います。砂糖100gを使うレシピであれば、みりん150〜200mlを煮詰めて代用するのが目安です。
シロップの甘さや風味の特徴
みりん独特のコクとまろやかさが出る
砂糖を煮溶かして作るシロップはクセがなく透明感のある甘さですが、みりんシロップは発酵由来の旨味やコクが加わり、まろやかな味わいになります。アルコール分は加熱で飛ぶため安心して使えますが、ほのかに香りが残ることもあり、洋風スイーツよりも和菓子や抹茶スイーツに向いています。
実際の代用量と作り方の目安
砂糖100g=みりん150〜200mlを煮詰めて使用
砂糖100gでシロップを作るレシピの場合、みりんは150〜200mlを中火で10〜15分ほど煮詰めると粘度が出てシロップ状になります。煮詰めすぎるとカラメル化して苦味が出るため注意が必要です。保存は冷蔵庫で1週間程度が目安で、砂糖シロップに比べ保存性は劣ります。
注意点と適した用途
洋菓子には不向き、和風スイーツやドリンクに最適
みりんシロップは独特の風味があるため、ケーキや洋菓子には不向きですが、かき氷やわらび餅、抹茶ラテなど和風のデザートや飲み物に適しています。また、照りを出したい料理やタレの甘味付けにも活用できます。シンプルな甘さを求める場合には砂糖シロップを使う方が良いでしょう。
まとめ
みりんは砂糖シロップの代用品になるが用途を選ぶ
砂糖がない時でも、みりんを煮詰めればシロップとして代用できます。目安は砂糖100g=みりん150〜200mlで、まろやかな甘みとコクが特徴です。ただし保存性や風味に違いがあるため、用途に応じて使い分けることが大切です。特に和風デザートや飲み物では、砂糖にはない魅力を発揮します。