忙しい朝に卵がないと気づいても、タマゴサンドを諦める必要はありません。マヨネーズを上手に使えば、しっとりコクのある“なんちゃってタマゴ”フィリングが完成。ここでは分量目安と味を近づけるコツを紹介します。
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卵なしでもタマゴサンド風にできる?
マヨネーズ大さじ2と豆腐で食感を再現できる
絹ごし豆腐50gをキッチンペーパーで軽く水切りし、マヨネーズ大さじ2と塩少々を混ぜれば、卵1個ゆで卵状態に近い滑らかさとコクが得られます。豆腐のたんぱく質(50gで約2.8g)が食べ応えを補いつつ、マヨネーズのレシチンが乳化してパンへの染み込みを防止。バゲット2枚にはさむと、断面のまとまり感は本物のタマゴサンドとほとんど差が出ません。
置き換え比率と栄養バランス
卵1個分はマヨネーズ30g+高たんぱく素材30gが黄金比
一般的なゆで卵1個(可食部50g)はエネルギー76kcal、たんぱく質6g。対してマヨネーズ30gは200kcalで脂質が18gと高めになるため、低脂肪ハム30gやツナ水煮30gを混ぜるとカロリーを抑えつつたんぱく質5gを追加できます。味の濃さも均されるので塩分は1食0.5g以下に収まり、減塩中でも安心して楽しめます。
マヨネーズだけでは物足りないときの味付け
ターメリックと黒こしょうで風味と色をプラス
卵色を演出したい場合はターメリックパウダー小さじ1/5を混ぜると鮮やかな黄色が付き、スパイスの抗酸化成分クルクミンも摂取可能です。さらに黒こしょう少々で後味を引き締めれば、マヨ味の単調さが解消され、卵サラダらしい奥行きが生まれます。チーズ15gを刻んで加えるとカルシウムが120mg増え、コクもアップ。
食感アップと作り置きのコツ
みじん切り玉ねぎ5gを加え冷蔵で最長2日保存
細かい玉ねぎを混ぜると水分が程よく抜け、マヨネーズフィリングの密度が上がってパンに挟みやすくなります。冷蔵2℃で保存すれば菌数は48時間で初期の1.1倍以下に抑えられるため、作り置きも可能。ただし低脂肪タイプのマヨを使う場合は酸味が弱く保存性が落ちるため、レモン汁数滴を追加してpHを下げると安全に保てます。