卵を切らした日やアレルギー対応でも、ふわふわケーキはあきらめなくてOK。マヨネーズを卵代わりに使えば、生地をしっとり保ちつつ気泡もキープできます。ここでは置き換え量や焼成ポイントを詳しく紹介します。
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卵なしでケーキは膨らむ?
マヨネーズでも気泡保持率90%以上を確保できる
マヨネーズは卵黄のレシチンと酢の酸で乳化されており、生地中の油脂が均一に分散。小麦たんぱくを軟化させるため、ハンドミキサーで立てた気泡の崩壊を防ぎます。卵1個50gをマヨネーズ大さじ3(約36g)で置換したスポンジは、焼成後の高さが卵使用時比97%とほぼ同等。油分が多いためパサつきにくく、翌日もしっとり食感をキープできます。
マヨネーズ置き換えの基本量
卵1個=マヨネーズ36g+牛乳10g減が黄金比
通常配合の卵50gをマヨネーズに換える場合、油と水分が追加され生地が緩むので、元レシピの牛乳を10g減らすと粘度がほぼ同じになります。砂糖はそのままでOKですが、酢由来の酸で甘味がシャープに感じやすくなるため、好みでバニラエッセンスを3滴加えると風味が丸くまとまります。
軽さを維持する焼成テクニック
温度5℃低く+焼成時間5%延長で割れを防ぐ
マヨネーズ入り生地は油膜で熱が伝わりやすく、オーブンをレシピより5℃低く設定すると急な膨張を抑制できます。17cm丸型の場合160℃で35分焼成が目安。中心温度が95℃に達するまで5%長めに焼くと、冷却時の沈み込みを防げます。焼き上がり直後に型ごと10cmの高さから軽く落とすと、大きな気泡が抜けキメが整います。
栄養バランスと保存の注意
カロリーは約1.3倍、低脂肪マヨで40%オフに
マヨネーズ36gは約240kcal、卵1個は約80kcalとエネルギーが高め。低脂肪タイプを使うと油分半量で約140kcalに抑えられます。保存は乾燥を防ぐため、粗熱が取れたらラップで密封し冷蔵2日以内が安全。食べる際は600W電子レンジで10秒温めると油脂が緩み、焼きたてのしっとり感がよみがえります。