【代用】麻婆豆腐の片栗粉を薄力粉で代用できる?

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薄力粉でも麻婆豆腐のとろみは付けられる?

水溶き薄力粉でも十分なとろみが付く

薄力粉は片栗粉ほど即効性はありませんが、粘度の元になるでんぷん量は約70%と高め。水100mlに対して薄力粉小さじ1をよく溶かし、沸騰中の鍋に回し入れて2分以上しっかり加熱すれば、とろみ粘度は片栗粉比およそ80%まで到達します。透明感は少し濁りますが、四川系の濃厚な色味の麻婆豆腐では見た目に影響しにくく、辛味や花椒の風味も損なわれません。

片栗粉と薄力粉のとろみ特性の違い

透明感と再加熱耐性は片栗粉が優位

片栗粉は純でんぷんのため70℃付近で瞬時に糊化し、光沢ある仕上がりと再加熱後も85%以上の粘度を保持するのが特徴。一方、薄力粉はたんぱく質8%前後を含み85℃でゆっくり糊化するため、粘度立ち上がりが遅く再加熱後の粘度保持率は約65%。その代わりグルテンがコクを生み、麻婆豆腐の旨味を増幅させる利点もあります。

薄力粉で失敗しないとろみ付け手順

粉と同量の水で溶き必ず2分以上煮立てる

薄力粉は水と合わせた直後ダマを作りやすいので、粉と水を1:1でフタ付き容器に入れシェイクして完全に分散させます。投入後は強火で約2分かき混ぜながら煮込み、粉臭さを飛ばすのがポイント。仕上げに鍋底を大きく攪拌し、気泡が全体に出たら火を止めると滑らかなとろみが安定します。

とろみの調整と味の一体感を高めるコツ

とろみ不足は粉を10%刻みで追加し塩分を微調整する

薄力粉は片栗粉より粘度が弱いので、とろみが足りなければ小さじ0.2ずつ追加して再加熱すると失敗が少ないです。粉の増加で味が薄まる場合は醤油を小さじ1/4足せば塩分0.3gアップし、全体のバランスを崩さずに濃厚さを保てます。ご飯にかけても流れにくい“とろ〜り麻婆”が完成します。

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