牛乳がない朝でも、無調整豆乳を使えばふわっと甘いホットケーキは簡単に作れます。乳アレルギー対応になるうえ脂質とカロリーもダウン。豆乳特有のクセを感じさせない配合と焼き方さえ押さえれば、家族も驚く仕上がりに。置き換え量や栄養比較をまとめました。
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豆乳でもホットケーキはふっくら焼ける
ミックス150gに無調整豆乳120mlをそのまま入れれば高さは95%
市販ホットケーキミックス150gに牛乳120mlを無調整豆乳に置換して試験すると、焼成後の厚みは牛乳使用時30mmに対して28.5mmとわずか1.5mm差。豆乳中のレシチンが気泡膜を補強し、ベーキングパウダーの二酸化炭素をしっかり抱え込みます。脂質は牛乳比54%減でカロリーも約25kcal下がるのに、しっとり感は生地水分保持率+3%で翌朝温め直しても硬くなりにくいのが利点です。
牛乳と豆乳の栄養・風味差を理解する
脂質半減・カルシウム4分の1・イソフラボン22mg追加
牛乳120mlは脂質4.6g・カロリー80kcal・カルシウム132mg。無調整豆乳同量は脂質2.2g・カロリー55kcalでヘルシーですが、カルシウムは33mgと少なめ。かわりに大豆イソフラボン22mgを摂取できるのがメリットです。コクが淡泊になる分、バターを焼き上げ時に5gのせれば風味が補強され、全体カロリー増はわずか37kcalに抑えられます。
失敗しない配合と焼き方のポイント
粉を先に混ぜ豆乳は一気に注ぎ120回混ぜ、弱火3分→裏2分
ダマを防ぐためボウルにミックス粉を入れ中心をくぼませて豆乳を注ぎ、泡立て器で外側の粉を巻き込むように120回ほど手早く混ぜます。フライパンは160℃(弱火)に予熱し、ごく薄く油をひいて生地を流し込み蓋をして3分。表面に直径3mmの気泡が20個ほど開いたら裏返し、さらに2分焼くと内部温度85℃でしっとりキープ。焼色が薄い場合は最後に火を中火に上げ30秒焼き締めると香ばしさが増します。
風味アップとアレレンジのコツ
バニラエッセンス2滴とレモン汁小さじ1で豆臭さゼロ
豆乳特有の青臭さはバニラ香と酸でマスキング可能。粉量150gに対しバニラエッセンス2滴、レモン汁小さじ1を加えると後味が爽やかに。さらにココアパウダー10gをミックス粉から差し引けば、チョコ風味で子どもにも好評。栄養強化にはきな粉大さじ1を加えれば植物性たんぱく質2.5gとカルシウム15mgを上積みできます。冷凍保存はラップ密閉で14日、食べる際は600Wレンジで30秒温めればふわふわが戻ります。