パスタの仕上げにバターを使うとコクが増し、風味豊かに仕上がります。しかし、冷蔵庫にバターがない時や、カロリーやコレステロールを気にする方にとっては代用品を知っておきたいもの。そんな時に活躍するのがオリーブオイルです。地中海食の中心として健康効果も注目されるオリーブオイルは、バターの代わりにパスタで使っても十分美味しく仕上がります。ここでは代用時の分量や特徴を詳しく解説します。
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バターの代わりにオリーブオイルは使える
バターの量の80〜90%をオリーブオイルに置き換える
バターは約80%が脂肪分で残りが水分を含みます。一方、オリーブオイルは100%が油分のため、同量を置き換えると油分過多になりやすいです。そのため、バター10gを使うレシピならオリーブオイルは8〜9gに調整するのが適切です。乳化作用はバターより弱いですが、ソースにしっかり絡むようにパスタの茹で汁を加えて調整すると良いでしょう。
仕上がりの違い
コクは軽くなるが香りとヘルシーさが増す
バターは乳脂肪由来のコクと香りが特徴ですが、オリーブオイルは植物性でさっぱりと仕上がります。その分、オリーブの風味が引き立ち、素材の味を邪魔しません。また、バターに比べて飽和脂肪酸が少なく、不飽和脂肪酸を多く含むため、動脈硬化予防などの健康効果が期待されます。軽やかで食べ飽きないのが特徴です。
実際の調理例
バター10g→オリーブオイル小さじ2弱(8g)で代用可能
例えば1人分のガーリックパスタでは、フライパンにオリーブオイル8gを入れ、にんにくを炒めて香りを出します。茹で上がったパスタ100gと茹で汁大さじ2を加え、塩胡椒で味を整えれば完成です。バターを使った場合に比べて軽めですが、香りが豊かでオリーブオイルならではの風味を楽しめます。
注意点と工夫
茹で汁での乳化と香りの組み合わせが重要
オリーブオイルは水分を含まないため、乳化が不十分だと油っぽさが残りやすいです。そのため、必ず茹で汁を加えて混ぜ合わせ、ソースを乳化させるのがポイントで