マカロン作りのレシピで「砂糖」と書かれているとき、家にあるのが「グラニュー糖」しかない場合、代用できるか不安になる方も多いでしょう。実は、砂糖とグラニュー糖はいずれもショ糖を主成分としており、基本的には同量で置き換え可能です。ただしマカロンは繊細な焼き菓子のため、甘さや艶、表面の仕上がりに違いが出ることがあります。この記事では代用のコツを詳しく解説します。
マカロンで砂糖はグラニュー糖に代用できる
基本は同量で置き換え可能
砂糖（上白糖）とグラニュー糖はいずれもショ糖であり、甘味度もほぼ同じです。そのため、上白糖100gを使用するレシピでは、グラニュー糖100gで代用可能です。ただし上白糖は転化糖を含むため甘さが強く感じられる一方、グラニュー糖は淡泊で後味がすっきりするのが特徴です。そのため、風味が軽くなる場合がありますが、代用自体は問題ありません。
マカロンの仕上がりへの影響
艶や焼き色が変わる可能性がある
マカロンは表面の艶と滑らかさが命とされるお菓子です。グラニュー糖は粒が大きくサラサラしているため、上白糖を使う場合よりも生地のなじみが弱くなり、表面がややマットに仕上がることがあります。また、カラメル化温度が高いため、焼き色が薄くなる傾向があります。見た目にこだわる場合は粉糖との併用がおすすめです。
実際の代用量の目安
甘さを近づけたいなら3％増量する
上白糖の甘味度を1とすると、グラニュー糖は0.97程度とわずかに軽めです。そのため、上白糖100gをレシピに使用する場合、グラニュー糖は100〜103gを目安にすると仕上がりの甘さが近づきます。特にマカロンは生地のバランスが繊細なため、少量の差でも食感や見た目に影響する可能性があり、細かい調整が推奨されます。
注意点と工夫
粉糖やアーモンドプードルとのバランスが重要
マカロンは粉糖やアーモンドプードルと合わせて作るため、グラニュー糖を代用する場合は混ぜ合わせの工程を丁寧に行うことが重要です。粉糖の割合を増やすことで表面の艶を補うことも可能です。また、グラニュー糖は卵白の泡立てを安定させやすい特性があるため、メリットとして活かすこともできます。
まとめ
基本は同量で代用可能だが細かな調整が鍵
砂糖の代わりにグラニュー糖を使っても、マカロンは問題なく作れます。ただし仕上がりはやや軽く、艶や色に違いが出る可能性があります。必要に応じて3％程度の増量や粉糖の活用で補いましょう。繊細な焼き菓子であるマカロンだからこそ、素材の特性を理解して使うことが成功の秘訣です。
