牛乳を切らしてもお菓子作りは可能です。水を使えば基本の水分は補えますが、コクや風味は減少します。そこで油脂や粉乳、バターを足すなどの工夫で、味と食感を牛乳使用時に近づける方法をまとめました。
スポンサーリンク
⸻
目次 非表示
牛乳の代わりに水は使える
水+補助食材で牛乳の役割を再現できる
牛乳は水分のほか乳脂肪・乳糖・たんぱく質が含まれ、風味や焼き色、しっとり感に影響します。水だけだと脂肪分と乳糖が不足し、仕上がりが淡白になります。そこで、レシピの牛乳100mlを水100mlに置き換える際は、バターまたは植物油を小さじ1(約4g)加えると脂質が補え、焼き色も改善。さらに砂糖を小さじ1(約3g)増やせば乳糖不足による焼き色の薄さもカバーできます。
仕上がりと風味の違い
コクは減るが軽い食感に仕上がる
水置き換えは脂肪分が減るため、スポンジケーキやパンケーキは軽くふんわりとした食感になります。一方、クッキーやマフィンなど油脂を含む生地では違いが出にくく、むしろあっさり食べやすくなることも。焼き色は牛乳比で5〜10%淡くなりますが、卵黄の量を増やすか上記の砂糖追加で改善可能です。
具体的な置き換え例
スポンジケーキ100ml→水+バター4g+砂糖3g
ホットケーキミックス150g+牛乳100mlのレシピなら、水100ml+バター4g+砂糖3gに置き換えでほぼ同等の風味が再現できます。クッキーの場合は水大さじ2(30ml)+バター2g+粉乳3gでしっとり感をキープ。焼成温度や時間はそのままでOKですが、生地が柔らかくなりやすいので冷蔵庫で20分ほど休ませてから焼くと形崩れを防げます。
まとめ
水+油脂+糖分調整で牛乳なしでも満足な仕上がりに
牛乳の代わりに水を使うと軽さは出ますが、コクや焼き色は落ちます。そこで油脂や糖分を補えば味の物足りなさをカバー可能。常備しやすくコストも低い水代用は、急な材料不足時やカロリーオフにも役立つ方法です。