バターがなくてもパンは作れます。サラダ油で代用すれば発酵や焼き上がりに大きな影響はなく、軽くてふんわりした食感に。ただし風味やコクは変わるため、置き換え比率や香り付けの工夫がポイントです。ここでは失敗しない代用方法を解説します。
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パンのバターはサラダ油で代用できる
バター重量の80%量をサラダ油に置き換えるのが目安
バターは固形脂なので、生地の保湿と風味付けが主な役割です。サラダ油は常温で液体のため、グルテンをコーティングしやすく、仕込み水分に混ざりやすい特徴があります。バター20gを使うレシピならサラダ油16gで置き換えると脂質量が近くなり、膨らみや食感に大きな差は出ません。
食感と風味の違い
ふんわり軽くなるがバターの香りは減る
サラダ油代用は軽く柔らかい食感に仕上がりますが、乳脂肪の香りは失われます。香りを補うには、仕込み水の一部を牛乳に変えたり、バニラエッセンスや粉チーズを加えると風味が向上します。
実際の配合例(1斤分)
強力粉250g・砂糖20g・塩4g・ドライイースト3g・水180ml・サラダ油16g
材料をホームベーカリーに入れ、通常コースで焼成します。バターよりも柔らかく、翌日もパサつきにくいパンに仕上がります。焼き色を濃くしたい場合は、仕込み水の10%を牛乳に置き換えるのがおすすめです。
まとめ
軽さと日持ちが魅力、香りは工夫で補う
サラダ油代用パンは軽くてしっとり感が長持ちします。風味不足は香り付けで補えば、バターなしでも十分満足できる仕上がりになります。