【代用】牛乳を生クリームで代用してクッキーは作れる?

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牛乳なしでもクッキーは作れる

生クリームを水で薄めればそのまま置き換えできる

生クリームはそのままだと脂肪が多すぎて重くなりますが、水で希釈すれば牛乳の役割(保湿・コク・乳化)を再現できます。目安は牛乳100mlに対し「等脂肪=生クリーム12ml+水88ml」「濃厚=生クリーム30ml+水70ml」。等脂肪は味の違和感が少なく、濃厚は香ばしさと口溶けが増します。少量を使うクッキーでは計量のしやすさも重要なので、後述の「小さじ換算」を使うと実務で迷いません。

食感と広がりはどう変わる?

脂肪がグルテンを抑えサクほろ食感に、横の広がりはやや増える

乳脂肪は小麦粉の水和を抑え、焼成中の気泡の膜を安定させるため、歯切れの良い“サクほろ”に寄与します。一方で脂肪が増えると生地温度の上がり始めが遅くなり、オーブン内で横に広がりやすくなります(等脂肪で広がり+約5%、濃厚で+10%が目安)。形を保ちたい場合は冷蔵庫で30分以上休ませて脂肪を固め、天板は予熱済みを使うと広がりを15%ほど抑制できます。厚みを出したい時は丸めた後に軽く縁を立てましょう。

具体の配合と作り方

等脂肪12:88か濃厚30:70を選び、バターと砂糖を微調整する

標準配合(薄力粉200g・砂糖80g・バター100g・卵1個・牛乳大さじ1=15ml)の牛乳を置き換える場合、実務的には「濃厚:生クリーム小さじ1(5ml)+水小さじ2(10ml)」が使いやすく、牛乳大さじ1相当のコクが出ます。等脂肪に寄せるなら生クリーム小さじ1弱+水小さじ3弱でもOK。濃厚に替えたらバターを5g減らし、広がりを抑えます。作業は①バターと砂糖を白っぽくなるまで混ぜ②卵→希釈クリーム→粉の順③生地を30分冷蔵④170℃で12〜14分焼成。縁がきつね色になれば成功です。

風味と栄養のチューニング

コク過多はバター減、カルシウムはスキムミルクで補える

濃厚30:70は牛乳換算で100ml当たりカロリー+約32kcal・脂質+約6.7g。クッキー1回分で使うのは15ml程度なので総量は控えめですが、軽く仕上げたい日は仕上げの追いバターを省くか、生地のバターを5g減らしてバランスを取ります。乳の香りや栄養を強めたいなら粉にスキムミルク小さじ2(約6g)を加えると風味が濃くなり、カルシウムもおよそ+60mg相当を補強。香り付けにバニラ少々や塩ひとつまみを加えると甘さが締まり、後味がぐっと整います。

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